日本でウエイトリフティングが注目されるのはオリンピックの時くらいですが、最近筋トレ界隈を賑わせている選手がいます
ALSOK所属の山本俊樹選手。彼は均整の取れた体と、異常なスクワットとデッドリフトの強さからトレーニングマニア、アスリート界隈から畏怖と羨望の目を集めています
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— 山本俊樹 (@toshito380) July 7, 2018
スクワットで上がらなくなった時の逃げ方が凄く上手いですね!
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山本俊樹選手のプロフィール
1991年9月8日生まれの27歳(2018/11現在)
日本体育大学卒/ALSOK所属
身長体重
身長171cm
体重88kg
ウォーミングアップシューズ
メイントレーニングシューズ
トレーニング用ベルト(安い)
トレーニング用ベルト(高い)
ウエイトリフティングの85kg級94kg級日本記録保持者
85kg級ではスナッチ157kg。クリーン&ジャーク206kg。合計重量361kgの3つ。
94kg級ではクリーン&ジャーク197kgの日本記録保持者です
全日本優勝5回
2012.2014.2016.2017.2018
山本俊樹選手の握力、垂直跳び記録
77kg級時。垂直跳び83cm 握力57.7㎏
2012年放送のNHK「ためしてガッテン!!」で日本体育大学の競技別身体能力の比較があったようで、その時の記録をみつけました
ウエイトリフティング選手がアスリートで一番垂直跳びの平均記録が良いそうですが、やはり彼も凄い記録です
HMBで記録アップ!!
HMBを摂り始めてから記録が飛躍的に伸びたので、今でも摂り付かれたかのように摂取しているといいます
プロアスリートも愛用する三冠獲得のHMBサプリ(チョコレートタイプ)
自分はダルビッシュ選手にHMBを勧められてから飛躍的に記録が伸びたので、今ではHMBに取り憑かれたかのように摂取しています。体感している限りは摂取し続けようと思うサプリメントの一つです。 https://t.co/CJ1HarHyBG
— 山本俊樹 (@toshito380) August 14, 2018
黒船来航…パワーリフティング大会でも93kg級優勝。
なんとウエイトリフティング選手にも関わらず、2016年のジャパンクラシックパワーという日本のパワーリフティングの最高峰の大会で優勝しています
ハリーさんのブログで当日の様子が詳しく紹介されています。
山本俊樹選手のジャパンクラシックパワーの記録
前回大会のウエストトーキョーパワーでは300kgのスクワットを成功させているので今回はスクワットの調子がいまいちだったようです
山本選手、300kgきたあああ!!!
世界記録303kgに迫る衝撃のスクワット pic.twitter.com/yX0GTPT5Ee— ハリー (@harry072088) January 24, 2016
世界記録が303kgということなのでこの記録がいかに凄いか分かります(地方大会なので公式記録にはならない)
とはいえ、285kgで93kg級のスクワット日本記録更新
この日までの日本記録は今大会2位の久保選手の282.5kgだったので山本俊樹選手が2.5kg更新しました
ベンチプレスで差を付けられる
注目はベンチプレスで劣勢なのにも関わらずスクワット、デッドリフトの圧倒的な強さで逆転しているところ
山本俊樹選手のベンチプレスの記録は出場者で一番低い142.5k(前回大会は130kg)
今大会3位のハリーさんがベンチプレス192.5kg。2位の久保選手が170kgを成功させています
山本俊樹選手サブトータルは427.5kgで3位
スクワットとベンチプレスの記録を合わせたサブトータルで
1位の久保選手が450kg
2位のハリーさんが445kg
山本俊樹選手は427.5kgで3位でした
余分な重量のデッドリフトで逆転優勝
パワーリフティングとウエイトリフティングのフォームの違い
パワーリフティングではBIG3自体で高重量を上げるのが目的。
ウエイとリフティングではBIG3はスナッチとクリーン&ジャークの記録を伸ばすための補助種目です
今大会ではフォームの違いが目立ちました
おっしゃる通りです https://t.co/GnUgFRZvsk
— 山本俊樹 (@toshito380) August 18, 2018
リフティング用バーベル特有のぶるぶる性質とは関係なく山本俊樹さんをはじめとしたウェイトリフティング選手の凄さが伝わりました
スクワットでのフォームの違い
ウエイトリフティングのスクワットはハイバー
バーを頭上に上げる必要があるので、首のすぐ後ろにバーを置くハイバーのスクワットになります(多分)
ローバースクワットの方が大きな力を発揮できるのでハイバースクワットで高重量を扱ったほうが凄いと思います
実際パワーリフティングではほぼすべての選手がローバースクワットを採用しています
デッドリフトでのフォームの違い
パワーリフティング選手の7人中5人は脚幅を大きくとったスモウデッドリフト
ウエイトリフティングの山本選手は脚幅が狭いナロウデッドリフトでした
スモウデッドリフトは可動域が狭いのでナロウデッドリフトの方がかっこいい感じがします。
山本俊樹は世界レベルで通用するのか?
ウエイトリフティングの全日本大会5回優勝。
ジャパンクラシック(パワーリフティング)でも優勝という輝かしい経歴を残している山本選手ですが、世界的にみて記録、メダルの可能性はどうなのでしょうか?
85kg級の世界記録
85kg級の山本俊樹のベスト記録
2018/8/24 初出場のアジア選手権は4位
初出場のアジア選手権ではスナッチ155kg。クリーン&ジャーク191kg。トータル346kgで惜しくも4位でした
僅差でメダルを逃していますが、充分アジアで戦えています
これからの益々の活躍に期待です!
今回の試合の反省点を文字起こししてたら午前4時になってしまった。この試合はAグループの選手(自分を除く)が360以上でエントリー。自分も国内予選では361までやっていたので、実質実力差は拮抗していた。こんな試合も国際試合ではなかなかない。 pic.twitter.com/0JASCGILUC
— 山本俊樹 (@toshito380) August 24, 2018
ウエイトリフティングは良く新階級になる
ドーピング違反者が相次いでいることから、階級が良く変更されます
選手は本当に大変でしょう
現在は男女とも10階級。しかしオリンピックでは階級が絞られます
東京オリンピックでの実施階級は7階級
男子は以前の8階級から新たな重量区分の7階級に減り、体重区分も変更
61kg級、67キロ級、73キロ級、81キロ級、96キロ級、109キロ級、109キロを超えるクラス
女子も7階級ですが、体重区分が変更
49kg級、55キロ級、59キロ級、64キロ級、76キロ級、87キロ級、87キロを超えるクラス
山本俊樹は96kg級に転向するようです
大学時代は77kg級で出場しており、85kg級、94kg級と階級を上げてきてのさらなる増量になります
クリーン&ジャークの記録では85kg級の記録の方が優れているので、是非ともスムーズに上手く階級移行してくれたらと思います
ウエイトリフティングとは
スナッチとクリーン&ジャークの2種目の合計重量を競う競技
オリンピックリフトとも言われ、日本では「重量挙げ」としても認知されています
ウエイトリフティングと似ているパワーリフティングとの違い
こちらはベンチプレス、デッドリフト、スクワットの3種目の合計点を競う種目で、オリンピック種目ではありません
ウエイトリフティングは出来る場所が全然ない
競技人口はどちらも同じくらいですが、ウエイトリフティングはプレートを落とす種目なので、出来る場所が非常に限られており、身近に感じることは少ないですね
山本俊樹選手はじめ日本で活躍している選手はALSOKの実業団チームや、三宅義行さんがコーチを勤めるいちご株式会社の実業団チームです
一般人が気軽に行える場所はほとんどないし、指導できる方も少ないのは残念。
パワーリフティングは自宅でも出来る
その点パワーリフティングは普通のジムでも練習できるし、なんなら自宅で練習をするトップ選手もいます
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