2018/08/01更新
【握力】COCグリッパーとは
握力トレーニングをしている人ならいつかはたどり着くであろうキャプテンズ・オブ・クラッシュグリッパー(COC)というグリッパーがあります
このグリッパーはガイドという27kgほどの軽さのものから、最強のNO.4では約165kgの強度のものまであります
そして、NO.3、NO.3.5、NO.4は公式ルールに従ってクラッシュすることができると、アイアンマインド社から公式に認定証がおくられ、アイアンマインド社のウェブサイト「キャプテンズ・オブ・クラッシュ:フーズ・ニュー」欄に申請者の氏名が掲載されます
そして、2016年11/14時点でのNO.3認定者は267人。NO.3.5認定者は13人。NO.4認定者は5人です。
(#1 #2 #3 #4とも表記される)
公式ルール
使用されるグリッパーは、アイアンマインド社製の正規のキャプテンズ・オブ・クラッシュグリッパーでなければならない。
使用されるグリッパーには、いかなる改造や変更も加えてはならない。
グリッパーを握る手に、酸化マグネシウムのチョークを使用してもかまわないが、ロージン、タッキーなどは使用してはならない。
グリッパーを握ってない手は、グリッパーをセットポジションにセットするのに使ってもいいが、セットし終わった後は離さなければならない。また、グリップを続けている間は、グリッパーを握っているほう腕からも離さなければならない。また同時に、グリッパーを握っている手や肘下部の前腕には何も触れてはいけない(例:グリッパーを握っていないほうの手でグリッパーを握っている手の手首を握ったり、グリッパーのスプリングを握ったりしてはならない)。グリッパーを閉じる瞬間は、完全に閉じた状態の2,3cm前から見えるようにしておかなければならない。閉じる瞬間を隠し、閉じた後のグリッパーを見せるようなことをしてはならない。
閉じた瞬間は、手のひらが上を向いており、ハンドルが完全に閉じたものでなければならない。
アイアンマン7月号増刊握力王vol.2 2005年6月22日発行 引用
※公式ルールは変更されることがあるため、最新の情報をアイアンマインド社のウェブサイト(IronMind – Stronger Minds, Stronger Bodies)で確認してください
5人のCOCグリッパーNO.4認定者
さて、クラッシュするために必要な握力は165kgという規格外のcocグリッパーのNO.4の認定者は5人いるのですが、なんと最後に認定者が出たのは2004年のことで、それから12年間ただの一人も認定者が出ていないんです
(ルールが厳しくなったのもかなり影響しているようですが)
そんな規格外のレジェンド5人を紹介していきます
ジョー・キニー 1998年認定
NO.3の認定者が徐々に増え、アイアンマインド社が満を持して開発したのがNO.4です。もし、NO.4の認定者が現れたら、間違いなくNO.3を閉じたものにとって、握力王の中の握力王として認めなければならない。そして、3年は認定者が現れないようNO.4は作られました。それほどの強度に作ったのです。
しかし、3年を待たずに最初のNO.4の認定者はアメリカから誕生しました。上記の画像では、缶ビールを両手で握りつぶしています。彼は40歳から本格的にトレーニングを開始し、当時の最強の握力の持ち主となりました。、獲物を狙うライオンのように彼はNO.4にそっと忍び寄り、狙いを定めながら追い詰めていきました。
NO.4を閉じる決意をし、彼はトレーニングを開始します。グリッパーをひたすら繰り返し繰り返し握りました。そして、グリッパーを使った様々なトレーニング法も開発し、NO.4を征服するためにひたすら鍛錬していきました。その様子はまさにハンターそのもので、無駄口を叩いたり、すでに人一倍強かった握力を自慢するようなことはせず、黙って静かに握力強化に励みました。
生のジャガイモをつぶす、中身の入った缶潰しもできて、約127kgの強度のNO.3を2本の指で閉じることも出来ました。どれだけ超人的な握力を持っていたか、これだけで十分想像できるでしょう。彼の握力は人間業を超えてました。
彼は朝起きるとコーヒーだけを飲んで空腹のままスクワット(高重量で20~30レップス)をして、身体に非常事態反応を起こさせ、テストステロン(筋肉の発達に作用する男性ホルモン)を分泌させるというヤバめのトレーニングを行うことでも知られている。
ネイサン・ヘレ 2003年認定
NO.4認定者2人目はイギリスのネイサン・ヘレです。イギリス、ウェールズで暮らす彼の家族は特別な家庭です。彼らは実に謙虚で、何をするにしても地道で、熱意を注いで取り込む人たちです。そして、ネイサン、ギャビン、クレイグ、ジェイ、ケインの5人兄弟全員がCOCグリッパーNO.3の認定者なのである。その中でもネイサンの握力はずば抜けており、NO.4を閉じることにも成功しました。
彼らのトレーニングは1時間ほどで、週に3階、火曜、木曜、土曜日に行います。トレーニングメニューはシンプルで、グリッパーを使ったトレーニングがメインのようです。
- 手のひらにチョークを付ける。
- 軽いグリッパーを強く握るなどの軽いウォーミングアップを行う。
- 本番セットに使うグリッパーを両手で閉じ、ハンドルとハンドルの間隔が5mm程度になるまで両手を使う。ここから補助手を外し、一気にフィニッシュまで閉じる。これを1レップ行って休憩をとり、トータルで4~6セット行う。
- 同じグリッパーを使い、さっきよりハンドルとハンドルの間隔を広くしてスタートポジションまで両手を使って閉じる。」スタートについたら、補助手を外し、グリッパーを閉じる。1レップ×4~6セット行う。
- 各セットは、右手と左手をセットごとに交互に行う。休憩は左右にそれぞれ1セットを終えたときにとるようにする。
- 5mmの間隔からスタートして全セット完全に閉じられるようになったら、次は間隔を広くしてスタートポジションにつく、最終的には25mmまで広げるが、25mmのスタートでも全セットで完全に閉じられるようになったら、グリッパーの強度をワンランク上げられる。
引用元 アイアンマン 7月号増刊 握力王 vol.2
彼は最年少認定者で、21歳で認定されている
マグナス・サミュエルソン 2004年認定
握力192kgでギネスに認定されています
良く聞く話ですがガセネタのようです
身長2m体重150kgベンチプレスはmax300kg
彼は握力をメインにトレーニングしてきたわけではなく、元々はスウェーデンのアームレスリングチャンピオンでした
チャンピオンを十数年間守り続け、その後、ワールドストロンゲストマンという怪力を競う大会で14年連続で決勝に進むなど,大活躍しました
上記の画像では100kg以上の石の球を運ぶ競技を行っています笑
また、俳優としても活躍しており多くの映画に出演しています
インターネット上には、トレーニング動画や競技の動画も数多く出回っているので探してみてくださいね
instagramで彼の投稿にコメントすると各人にコメントを返してくれるグッドガイです
デビッド・モートン 2003年認定
ベンチプレス185kg,スクワット226kg,デッドリフト229kg
トレーニングメニューはフィーリングで試行錯誤しており、1週間試してみて効果が高いものを採用していくことを奨励しています
グリッパートレーニングの他には太いバーを使ったトレーニングがお気に入りみたいです
参考
トミー・ヘプレプ 2004年認定
Tommy Heslep
Tシャツ姿のほうです
身長178cm、体重79kg
2007年にクローン病と診断されて、体重がかなり落ちたらしいです
クローン病とは、消化器官が慢性的に炎症して下痢等が続く病気です。
実際に動画を見てもらえれば分かりますが、生のジャガイモを簡単にクラッシュさせることもできます
釘を曲げたり(ネイルベンディング)重りを投げてキャッチするトレーニングをしています
前腕はあまり太くないように見えますね
おすすめの握力計
↓体力テストでも使われる握力計。僕も持ってます
安いほう↓
まとめ
握力への憧れはかなりあるんですが、正直詳しくないので引用ばっかりです
すみません
間違えているところを見つけたら教えてもらえると嬉しいですm(_ _)m