※個人の見解です。情報の信憑性は保障出来ません。この記事ではステロイドの中でも、ドーピングなどに使われるアナボリックステロイドについて述べています。ステロイドの種類については区別していません。
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初心者がアナボリックステロイドに手を出すケースが多い
筋トレ初心者が楽してマッチョになろうと、アナボリックステロイド(筋肉増強剤)に手を出すケースが多いようです。
筋トレを数ヶ月してみて、イマイチ結果が出なくて手を出してしまうみたいです。
プロテインとはワケが違う
なんとなくステロイド=プロテイン=筋肉増強剤
と考えている人は多いですが、ステロイドとプロテインは天と地ほど違います。
ステロイドは筋肉が付きにくい病気の人に使われるホルモン剤で、非常に効果が高い反面、強い副作用を引き起こすことが多いやばめのものです。
一方プロテイン(protein)はタンパク質のことで、筋トレをしている人がよく飲んでいるプロテイン(パウダー)は乳製品から乳糖という糖分を抜いて粉末にしたものです。
副作用は全くありません。
ステロイドの副作用
ステロイドの副作用は体質によってまちまちですが、人生が狂ってしまうほどのものが多いです。
早死にする人も多いですね。
禿げる(はげる)円形脱毛症
有名なのが禿げるというもの。
実際ボディビルトップ選手の多くがスキンヘッドです。
最近ではAGA治療薬が使えるので禿げないという情報もありました。
シュワちゃんもはげてないし、最近のトップ選手でもふさふさの人が多くいますね。
フィジーク選手はスキンヘッドの方が珍しいくらいだし、ボディビル選手でもkaigreenなんかはかなりの長髪です。
お腹が出る(内臓肥大)
内臓が肥大するせいで腹筋バキバキなのにお腹がでると言われています。
バブルガットという同じような症状もあり、よく分かりません。
現世界チャンピオンのフィルヒースはバブルガットが指摘されていて、これを次の大会までに改善しないと負けそうな感じです。
心臓肥大
これもよく言われます。
ステロイド+有酸素運動
により心臓が肥大して高血圧や心臓病を誘発する可能性が高くなります。
睾丸萎縮
男性機能が衰えて、最悪の場合睾丸切除が必要になります。
男としてはつらい症状です。
肝臓が悪くなり肝硬変や急性肝炎が起こる
肝臓が悪くなり、肝硬変や急性肝炎などが起こります。
肝臓の役割は悪いものを外に出すことですが、許容量を超えてしまって肝臓が疲弊してしまいます。
多血症
血液中の赤血球が増えて頭痛やめまい、倦怠(けんたい)感、高血圧などが起こる。
赤血球が増えて血液がドロドロになり詰まりやすくなるので心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞になる。
無呼吸症候群
寝ているときに呼吸が止まる症状。
体の回復が遅くなるし倦怠感が残る。
ボディビルダーの中には眠るときに酸素マスクをする人もいる。
脂質代謝異常
血液中の脂質が多くなって代謝がおかしくなる。
http://www.ryudai2nai.com/doc/Lipid201201_03.pdf
発疹
体にぶつぶつが出来る。
女性化乳房
乳腺にしこりが出来て女性の乳房のようになる現象です。
ユーザーを見分けるときによく指摘されます。
ムーンフェイス
顔が横に大きくなります。
これは非常に起こりやすい症状のようです。
息切れは?
マッチョは息切れしやすい人が多いですが、これは筋肉が多いだけ酸素が必要だからでしょう。
ステロイドは関係無さそうです。
ステロイドの効果はとんでもなく高い
副作用のリスクがこれだけあるのに手を出す人が後を絶たないのは、それだけ効果が高いということです。
ステロイドの効果は本当に高く、ナチュラルの競技者の中には「普通車でF1カーに挑むようなもの」という人もいるくらいです。
淡白同化作用で筋肉増大
通常なら170cmで除脂肪体重(脂肪がない体重)の限界が75kgの人でもステロイドを使うことで95kgまで筋肉を増やすことが出来たりします。(数字は例)
遺伝子の限界を突破出来ます。
体脂肪燃焼効果で減量もらくらく
筋肉を増やすだけでなく、体脂肪燃焼にも絶大な効果を発揮します。
それはもうすごいらしいです。
副作用を出さないためのケア剤
これらの数多の副作用を防止するためにはケア剤といわれるものを服用します。
それぞれの症状に合わせてたくさんのケア剤があり、ステロイドとケア剤のサイクルを組んで、副作用を抑えながら筋肉を増やしていきます。
プロは専門家の指導があり、かなり厳密にサイクルを組むことが出来ますが、素人がやると知識面金銭面の問題でひどい副作用に苦しむケースが多いみたいです。
また、一般に出回っているものの中では質の低いものが多いみたいなので手を出さないのが一番でしょう。
ステロイドを使ってはいけない人
コンテストビルダー、競技者
競技のルールで認められていない場合は使ってはいけません。
国内最大規模の団体であるJBBFはかなり厳しく取り締まっています。
これはボディビルを「生涯スポーツ」として位置づけているからだと思います。
逆にNPCJは検査がザルで事実上黙認しているとか…?
ステロイドを使うべき人/ステロイドありの競技団体
ステロイドが黙認されている競技団体もあります。
そこではステロイドを使っている人が大半なので、使わないとまず確実に勝てません。
ストロンゲストマン
世界最強の力自慢達の団体であるワールドストロングマンコンテストに出る彼らはステロイド使用が当たり前になっているようです。
筋トレをやっているとわかりますが、彼らのレベルは信じられないレベルです。
元々の体格がおかしくて身長2m以上がデフォルトなのに加えて、1日1万キロカロリーの食事とハードなトレーニング+ステロイドとなれば怪物が誕生するのは当然ですね。
プロボディビルダー
世界最大の団体であるIFBBのプロのボディビルダーの多くがステロイダーです。
(ナチュラルのプロ団体もありますが、規模ではかなり劣ります)
日本でも有名なシュワちゃんも現役時代は否定していましたが、引退後はステロイドを使っていたことを認めています。
このように引退後に認めることが多いですね。
ちなみに日本人でプロ契約している人は1人しかいません。
Arnold Schwarzenegger Bodybuilding Training Motivation – No Pain No Gain | 2018
ステロイドについての考え方
このように競技の特性上ステロイドを使わざるを得ない場合もあります。
その国でステロイドが合法で、競技でも認められている場合には使うのが当たり前です。
大抵プロの団体で使われてます。ユーザーもビジネスとして割り切っています。
アマチュアが使うことについて
ステロイドを使うことでお金を稼ぐわけではないアマチュアが使うことについてはどうでしょう?
個人的には別に構わないと思います。
合法でも違法でも個人の自由でしょう。
日本では合法です。
競技のルールに則って判断する
ただ、競技のルールで使用が認められていない場合はダメです。
競技の公平性をぶち壊してしまうズルい行為なので厳しく取り締まるべきです。
風邪薬でもアウトになるくらい厳しいドーピングの世界ではステロイドは言語道断です。
まとめ
- ステロイドは日本では合法
- JBBFはステロイド禁止
- NPCJも禁止だが黙認されている
- ステロイドは筋肉を増やすのに最強だが、副作用がえげつない
- 副作用を抑えるためには多くのケア剤が必要
- 素人が手を出さない方がいい
- ブロビルダーやストロンゲストマンはステロイドユーザー