世界最高峰の総合格闘技団体UFC
各団体のチャンピオンクラスがひしめき合う最強の団体ですが、ステロイド問題が後を絶ちません。
この記事ではUFCのステロイド事情を徹底分析します。
そもそもUFCではステロイドは禁止
競技の公平性のためドーピングは禁止されています。
ステロイドの他たくさんの薬物が禁止薬物に認定されています。
過去の違反者
複数回の禁止薬物の陽性反応が出ている選手も多いです。
ジョン・ジョーンズ
元ライトヘビー級チャンピオンで、総合格闘技の※パウンドフォーパウンドランキング1位だった選手。ヘビー級挑戦も熱望されていた。実質世界最強だという声も多い。
二度の禁止薬物検出で現在は無期限出場停止中。
※パウンド・フォー・パウンド(英: Pound for pound)は、異なる階級の選手を比較、対比する方法を指し示すものとして1950年代初期に『リング』誌の初代編集長ナット・フライシャーによって造られた用語であり、その後、階級や王座認定団体、王座そのものが増えると、単に選手の優れた才能や能力を説明するために用いられるようになった[1]。ボクシングや総合格闘技、キックボクシングなどの格闘技の世界で、仮に体重差がなかった場合に最強と目されるチャンピオンに与えられる称号、もしくはそのような選手を考える思考法を指し、PFPまたはP4Pと略される。
ブロック・レスナー
元ヘビー級チャンピオン
プロレスラーとして活躍した後UFCに転向。
かなりBIGな身体で相手にタックルしてパウンドするスタイルで一気にチャンピオンまで上り詰めましたが、ばりばりの陽性反応…
マークハント戦で2度目の陽性反応が出て25万ドルの罰金と1年間の出場停止を食らいました。
なおこの試合のファイトマネーは800万ドルでした。
これにはマークハント激切れです。
アリスター・オーフレイム
K-1 WORLD GPのヘビー級王者。
総合格闘技でもDREAM、ストライクフォースのベルトを獲得。
現在はヘビー級4位の選手(元1位)
彼は日本でも有名な選手ですが、ステロイダーとしても有名。
検査に引っかかった1年後の試合で一気に体が萎んでいたことが話題になりました。
ヴァンダレイ・シウバ
日本でも活躍した選手
元PRIDEミドル級王者。PRIDE GRANDPRIX 2003優勝。PRIDE GRANDPRIX 2006 ベスト4
ジョシュ・バーネット
元UFCヘビー級チャンピオンのアニメオタク
漫画・アニメをこよなく愛し、おたく文化にも造詣が深く、特に『北斗の拳』のケンシロウの熱烈なファンであることから、日本では「蒼い瞳のケンシロウ」、「世界最強のオタク」の異名を持つ。
K-1 ROMANEXではボブ・サップを指導したことから、「野獣の調教師」と紹介されていた。
薬物検査で2回引っかかってます。
まあ、元プレスラーなので…
あっ…ブロックレスナーも…
日本大好きでまだ戦える体なのでRIZINにくるかも??
ミルコ・クロコップ
日本で人気の選手で、現在はRIZINで活躍しています。
僕は見に行ったことありますが、めちゃくちゃ体でかかったです。
それでもっとでかい相手選手を瞬殺していました。
クリーンなイメージがある彼も実はUFCでドーピング検査に引っかかったことがあります。
ステロイド陽性が後を絶たない理由
罰則が軽すぎるからです。
マークハント×ブロックレスナー戦では勝者のブロックレスナーには800万ドルのファイトマネーが払われ、罰則金は25万ドルだけでした。
出場停止処分は1年間。
これならステロイドを使って勝っておいて、罰則金を少し払えばぼろ儲けじゃね?と考えてしまいますよね。
マークハントもそのへんを問題視しており、UFCに訴訟するなど徹底抗戦の構えをとっています。
マークハントがUFCを訴訟 記憶障害の話は嘘でUFC出場停止に | 格闘家格闘道
通常の罰則
通常は2年間の試合出場停止です。
マークハントとステロイドの戦い
マークハントの対戦過去15戦中7戦で相手の禁止薬物検出がされています。
特にブロックレスナー戦で敗戦後、レスナーのステロイド使用が発覚。
しかしレスナーの莫大な賞金は没収されず、レスナーとUFCに対して訴訟を起こしています。
MMA IRONMAN: マーク・ハントがUFC、デイナ・ホワイト、ブロック・レスナーを相手取り民事訴訟を起こす
ボディビルダーの方は公認の事実だったり…↓