僕は高卒で工場作業員になって欝っぽくなって4ヶ月で逃げるように辞めました。
その1ヵ月後なんとなく新聞配達員募集のチラシをみて、外の仕事は楽しそうだな~と思って始めました。初めて半年後には正社員になって気づけば約3年。
良いこと悪いことたくさんありましたが、なんとか上手くやれています。
この記事では僕の新聞配達としての経験を全部吐き出していきます。
※僕の販売店が基準なので他の販売店とは差異があります。
※東海三県のかなり田舎の方です。
- 新聞配達の給料は深夜業なので結構高い
- 新聞配達の勤務時間は2時間ほど
- 新聞配達は大抵人手不足
- 新聞配達は都会ほど部数あたりの単価が安く田舎ほど高い
- 新聞配達は基本バイク(カブ)か車
- 新聞配達のメリット
- 新聞配達のデメリット
- 新聞配達員の年齢層は高め
- 新聞配達以外の新聞屋の仕事
- 新聞配達がおすすめの人
新聞配達の給料は深夜業なので結構高い
新聞配達の給料は結構高いです。
勤務時間が深夜から明け方なので深夜業に対する割増賃金で支払われるからです。
深夜業とは、午後10時から翌日午前5時までの間に労働させることをいいます。深夜業に対する割増賃金は2割5分以上となります。
最低賃金だとしてもそこから2割5分以上の賃金上乗せがあるので、そこそこの金額になります。ただ、勤務時間が短いので時給換算では高くても月給などになってくると少ないかもしれません。
僕は正社員なので月15万円の固定給ですが、時給換算だと1350円ほどになります。
新聞配達の勤務時間は2時間ほど
人によって配る量が全然違いますが、多い人で2時間半。少ない人だと20部ほどしか配っていなくて、10分ほどで終わっていました。平均すると2時間くらいの人が多いです。
僕は休みの人の配達場所を配っているので日によって配達場所も部数もばらばらです。今は人手不足なので多めに配っていて、2時間半はかかることが多いです。多く配っても給料が変わらないので人が多くなってほしいです笑
新聞配達は大抵人手不足
新聞配達の人手不足は深刻です。仕事自体は客にあることも少ないし、店での会話も天気の話くらいのものなので人付き合いがかなり少ない仕事です。
新聞配達は都会ほど部数あたりの単価が安く田舎ほど高い
僕が働いている販売店はかなり田舎なので(つまり地元が田舎)配達先のお宅一軒一軒が離れているんですよね。だから移動時間がどうしても長くなってきます。
しかし、賃金は配達先によって違い、どれくらい時間が掛かるか応じて決められているので公平です。
都会だとマンションがあったりして、新聞を何十部も担いで一気に配ったり、家が密集しているので連続で配れるので、一人当たりの配達部数も多くなると思いますが、その分一部あたりの単価は安い設定になっていると思います。
新聞配達は基本バイク(カブ)か車
僕は仕事を始める前は自転車で配達しているイメージがあったんですが、バイクか軽自動車でした。バイクの運転が怖いという女性やおじいさんが車で配っていますが、ほとんど全員バイクでの配達です。
カブは壊れにくいし燃費も良いですよね。うるさいけど
新聞配達のメリット
人に会わなくて良い
前述しましたが、一番のメリットは人に会わなくて良いことです。
ニートからの社会復帰としてはかなりおすすめですね。僕も前職を辞めて1ヶ月引きこもっていたけど新聞配達を始めて生活にハリが出ました。
風が気持ち良い
バイクでの配達だと風が気持ち良いです。
夏の深夜は室内は暑いけど、外をバイクで走っているとかなり涼しいです。配達が終って販売店に帰っているときにみる夜明けの太陽とかめちゃ綺麗ですよ。生きてるなーって感じがしたり笑
服装が自由
これも非常に良い
服装が自由なのでいろんな格好の人がいますが、夏は半袖Tシャツにハーフパンツ。スニーカーかサンダル。冬はダウンジャケット。という感じ。
給料が高い
前述しましたが深夜業により2割5部増しの賃金が支払われるので給料は高いです。
それに歩合制(配った数に応じて給料決まる)がほとんどなので、慣れてきて早く配れるようになれば時給はどんどん上がります。
最低賃金が時給750円ほどの地域に住んでいますが、時給1500円を超える人もいます。
新聞配達のデメリット
一番のデメリットは休みの少なさ
新聞配達員は休みが少ない
1週間に1日しか休みがないので大変です。僕のところでは相談して週2,3回の勤務でも働けますが、全員が週1日の休みで働いています。これは途中から休みを増やして欲しいといっても代りに配る人を確保するのが厳しいからです。本来は店側が対応しなければいけませんが、なにぶん人手不足なので皆我慢して働いていますね。
台風でも大雪でも休みなし
暴風警報が出ていて、土砂崩れしまくっていても新聞配達はあります。
大雪で路面が凍結していてもあります。
えぐいです。
新聞配達員はクズが多い…かも
検索サジェスト(検索候補)でも「新聞配達員 クズ」があるくらいなので新聞配達員をクズだと思っている人が一定数いるようです。
僕の見解ですが、確かに多いと思います。笑
バイクがうるさいとかはしょうがないと思いますが、理不尽にキレる人とか、あいさつがまともに出来ない人が多いです。新聞配達の特性上昼間の仕事が出来ない人が集まるのでしょうがないとは思います。
遅刻する人も多いです。僕が電話で起こしたり家に行って起こしたり、大変です。
新聞配達員の年齢層は高め
中学生のころ新聞配達をしていたという話をたまに聞きますが、うちの店では最年少は21歳の僕です。1つ上の人で38歳くらいだし、50歳を超えている人も多いので以前とは状況が変わっているんですかね。
新聞配達は70歳のおじいさん、おばあさんもやっている
若い人は全然いない新聞配達ですが、じいさんばあさんはたくさんいます。
70歳の人が5人働いています。バイクの運転もふらふらしているし、会話も同じことばかりいうし、腰もかなり曲がっていますが毎朝働いています。
逆にいうと、運動不足だろうともっと若い人は余裕で働けますよ。
新聞配達以外の新聞屋の仕事
新聞配達だけで働いている人もいますが、他にもトラックで到着した新聞を販売店に積みおろしやそれを各人に振り分ける仕事があります。チラシの折込もします。
そのチラシの束をつくるのは前日の昼に折り込み機という大きな機械でやります。
昼間の仕事としては営業や集金があります。
これらも希望すれば出来ると思います。
僕は朝の配達と片付けだけです。
新聞配達がおすすめの人
仕事をしていなくて引きこもりがちの人におすすめ!強制的とはいえ外の空気を吸いながら配達していると運動になるだけでなく、普段意識しない自然を身近に感じることが出来ます。
僕は工場勤務から新聞配達に転職して本当に満足しています。明らかに健康になりました。新聞配達単体では生活が厳しいかもしれませんが、折込や集金をすれば給料も上がっていきます。少しの部数を配達するだけでもおすすめです!
なにか質問があれば問い合わせからお願いします!